スーパーマーケッター

スーパーが好きだ。
正直いって、東京ディズニーランドよりもダイエーにいくほうが楽しいし、池袋サンシャイン水族館に行く時間と金があったら、ピーコックで小一時間プラプラしていたい。(なにしろスーパーは出入り無料なんだもの。)
世界各国の商品がせめぎあう缶詰の陳列なんかを眺めていると、驚くほど早く時間が過ぎてしまう。そして目に飛び込む、色、情報、ポップ書き。まるでテーマパークみたいな場所じゃないか。ピカピカに磨かれた紀伊国屋の店内を歩いていると、ここが世界の中心なんじゃないかという気がして来る。ちょっと欲しいと思うようなものが半径5m以内にみんなあるんだからね。

しかし、そうは言っても地方スーパーの魅力も捨てがたい。旅行の楽しみの4割くらいはスーパーにあると個人的には思っているくらいだ。規模と場所に関係なく、みたことのない商品があたりまえのカオをして並んでたりする。そんなのを眺めながらその地にくらす人たちの生活を考えたりするのも、けっこう楽しい。

スーパーをめぐるのが好きなひとのことを個人的に「スーパーマーケッター」と呼んでいるけど、一般的には「マーケティングのスゴイひと」のことを指すらしい。なるほど。

わたしがスーパーマーケッター(前者)になったのは、いつかな、ちょくちょく家の食事を作りはじめたのと同時期。そのころは真面目に各スーパーのチラシを比較見当して買いにいったりしていた。
1円2円を競うのも楽しかったけど、「これは時間とコストが見合わない?」と気づいてからは、常時ほどほどに安く売っている店をいくつか見つけて、そこで買うようになった。

思い起こすと、わたしの「スーパーマーケティング」(スーパー巡り)が、趣味的様相を漂わせ始めたのは、高校受験のころだった。慣れない頭を使ってヘロヘロのわたしは、そのストレスから片道15分の塾の帰り道を1時間かけて帰るようになった。途中で2〜3軒のスーパーをうろつく習慣ができたのだ。豆をみて、缶詰をみて、肉類を物色する。必要なモノは買ったりもしたが、そんな長い時間をかける必要なんて、もちろんなかった。
裏のラベルをみたり、100g当たりの値段に換算してみたりするのも心の慰めになった。(なんやねん)
高校に通い始めてからも、その習慣は変わらなかった。というかむしろ強まる一方で、片道1時間の自転車通学は、ある意味で果てしない道のりだった。迫っては過ぎてゆく誘惑。スーパー、デパート、小売店。その気になれば一日かけていくことも出来るくらい
、いろんな店がある通学路だった。

今日は仕事帰りに近くのスーパーマーケットに寄って、またうっかり40分もブラブラしてしまって、しかもエアコンの冷気を浴びたおかげで体調が変になってしまって、ああ、またやっちゃった。と思いながらしあわせなきもちで家に帰った。何だかまとまんなかったけど、今日はこんなんで。

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