七色の網膜の日(友人へ、そして友人でないすべての人へ向けて)

あのさ今日の昼間、ふと思い出した小説があったんだよ。正確にいえば、その小説の中のワンシーン。
そうたしか、恋人と一緒にクスリでキメキメになった主人公が、自宅トイレの便座を見て、そのパーフェクトな美しさに心から感動するって、まあそんなシーンで、彼は「こんなクールでマーベラスな便座を所有できるカップルなんて世界で俺らだけだよ!最高!」なんつって恋人と一緒にはしゃぎまくる。なんかすてきっしょ。 

なにかって、つまり今日のわたしは丁度そんな感じだったよ、という(残念ながら「恋人」は抜きだけど)そういう話でございまして。
いわゆる多幸感。
あらゆる有機物と無機物が一斉にわたしの存在を祝福してくれているような、そんな気分。無意味にあふれだすエンドルフィンにくらくらして、踊らずにいられないような、そんな気分。ハッピーすぎてしんどいな。

べつに何を服用したわけでもなく、そんな状態になることがある。ようはちょっとしたタイミング次第で。(今回の場合「ちょっと予想外の嬉しいできごと」がトリガーになってる)(前日の飲酒と身体リズムも要因だろう)
そういう時って、だれに対してもやたら優しく振る舞えたり、えらいアクティブに行動できたりといったプラスな効果もある一方、誰彼かまわず電話かけて絡んじゃう、、など後々まで残るミステイクを犯す可能性も十分にある。

ちなみに今回、特に顕著だったのは「全能感」。溢れ出るアイデアで脳が溶け出るんじゃないかと思った。


こんなふうな「七色の網膜」状態がでると、遅かれ速かれその反動がくる。晴れ渡る青空も不吉な兆候に思える「マットグレーの網膜」。そこへの傾斜をいかにゆるくできるかがポイントなので、体調その他調整して挑みたいと思う。





※小説「宗教が往く」押尾スズキ 第一章



 


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